大学卒業後、公務員として順調なスタートを切った矢先、原因不明の統合失調症に襲われ20年もの間、妄想や幻聴、多剤処方の副作用に苦しんできたM・Tさん。
「一生治らない」という医療の常識に絶望しながらも、自らの生命力を信じて必死にもがき続けた彼が辿り着いたのは、満月メソッドという一筋の光でした。
自分をいじめることをやめ、本当の自分に目覚めたとき、絶望的だった体調が劇的に回復し、農業という新たな夢に向かって歩み出すまでの再生の軌跡を分かち合わせていただきます。
M・Tさん(40代 男性)
薬の処方後に症状が悪化
大学卒業後、東京で公務員として働いていましたが、20年ほど前に原因不明の変調をきたし、統合失調症の診断を受けました。追跡迫害妄想や幻聴、原因不明重苦しい感覚や不安・焦燥感があり、薬を飲みながら精神科に通院していました。
1日あたり17種類の薬を処方され、はっきり申し上げて薬の処方前よりも症状は悪化しました。当時、母は「この子は薬で殺される」と思ったそうです。
私は本能的に「薬は治療にならない。自分の生命力や能力を制限しているだけだ」と直感していましたので、医師にかけ合って薬を減らす努力をしました。今思えば、これはとても正しい判断でした。
医師から紹介された本には、統合失調症は治癒するという概念がなく、寛解するのは60才以降と書かれていて、「馬鹿にしている」と思いました。しかし、当時は精神医療のシステムに乗っかるしかありません。この20年で、病院もいろいろまわりました。
断薬の為に栄養療法のクリニック3ヶ所にかかった時期もありました。なんとかこの状況から脱出しようと、親子で占い師や専門家などにも頼って、もがきにもがきました。それだけで合計300万円以上費やしました。
薬は身体に負担がかかることが分かり自己流で断薬したのですが、異常行動を取ったため2回ほど医療保護入院になりました。行き詰まりを感じていた時、満月メソッドのカウンセリングのホームページにたどりついた私は、さっそく満月メソッド開発者の佐藤先生の著書を読みました。
自分をいじめることをやめた
本の中に「完璧愛ポスト」というワークがあり、テーマを「統合失調症」に設定して実際に行ってみました。不思議なことに、書いているうちに涙が出てきて「なんでだろう?」と思ったのを覚えています。
今思えば、これは佐藤先生の本を手にした時点で、自分の中にある本当の自分が表に現れてきて、問題解決に向けて全てが動いたためでした。
満月メソッドを受け、私は心の中で自分をいじめることをやめました。そして、他の人を恨んだり憎んだりするのも自分をいじめていることだと気づきました。
先の見えない20年を苦しんできましたが、満月メソッドのカウンセリングを始めて4ヶ月くらいで寛解の診断を受け、以前は15mg服用していたジプレキサという薬の服薬量は2mgにまで減りました。
今後は断薬の予定で、専門の先生の診察と復習プログラムを受けながら、完全回復と再発予防を同時に進めてゆきます。それから本格的に求職活動をして、将来は農業に携わるのが希望です。
これまでの20年間で障害者、特に精神的な悩みで苦労している人々の気持ちが分かりました。健康のためには、心、考え方、食べ物が欠かせないので、農業と福祉をからめた仕事ができればと思っています。

